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シュトゥットガルト 2023年4月25日

マーレは電動化とともに成長する

  • 新しいグループ戦略は、電動化、熱マネージメント、及び高効率のグリーン内燃機関の製品に重点を置いています。
  • 2022 年の売上高は 14% 増の 120 億ユーロの営業利益を計上。
  • 110 億ユーロ以上の新規受注。その半分は非内燃機関製品です。
  • 2023年には売上高と収益性の向上が見込まれます。
  • CEOアルンド・フランツは「私たちは、革新的で効率性の高い製品と実績のあるシステム能力により、成長を続けます。」と語りました。

自動車部品サプライヤーのマーレは、自動車業界の変革を踏まえ方向転換を図っています。電動化と熱管理、および高効率でグリーン燃料内燃機関用の製品は、企業戦略MAHLE 2030+ の中核です。

マーレは、電気自動車に関連する同社の売上の可能性は、内燃機関向けの3 倍であると考えています。

「e-モビリティ向けの革新的で高効率な製品を多数用意し、熱マネージメントにおける実績のあるシステム能力により成長を続けます。」と、火曜日にシュトゥットガルトで開催された年次記者会見でCEOのアルンド・フランツは述べています。2022年度の売上高は14%増の124億ユーロの営業利益を計上しました。「2022年はマーレにとって非常に良い年でした。私たちは新しいテクノロジーによる市場での推進力から恩恵を受け、成長を続けていきます。」とフランツは述べました。マーレは2023年年度においても売上高の更なる成長と収益の向上を見込んでいます。2022 年マーレグループは 110 億ユーロ以上の新規受注を獲得しましたが、その約半分は内燃機関に依存していません。特に熱管理 (+16%) とエレクトロニクスおよびメカトロニクス (+13%) のビジネスユニットで最も大きな成長が見られました。どちらも特にe モビリティに関連しています。内燃機関に関連する事業部門、スペアパーツおよびアフターマーケット事業でも2桁成長を記録しました。

グループ全体のプログラムで マーレは収益力と流動性を高め、全ての部門で効率性を高めています。「2025年までに私達は成功に向けて軌道に乗せたいと考えています。収益は売上よりも優先されます。そしてコスト管理を大幅にスピードアップする必要があります。」と2022 年 11 月からマーレの CEO を務めているフランツは述べました。

2022年に起こった危機の結果、特に材料、エネルギー、運送費のコストが上昇し、特に上半期に部品サプライヤーのビジネスに深刻な悪影響を及ぼしました。 同社はコスト削減、生産性の向上、および価格調整でこれらの問題に対処しました。 その結果下半期には売上高と営業成績の両方が大幅に改善されました。「この成功はお客様やサプライヤーとの緊密な協力により、これらの追加コストを公正かつ公平に分配することで達成しました。」とマーレのCFOであるマーカス・カパウンは述べています。「2023年第1四半期の暫定値は、この前向きな傾向が新会計年度まで続いていることを示しています。」また、「これは、eモビリティ向けの革新的な製品と内燃機関向けの実績のあるシステム能力の組み合わせで成功していることを示しています。」とフランツは付け加えました。

マーレは上半期にマイナスのEBITを計上しましたが、第3四半期と第4四半期の収益改善により好業績を達成しました。それにもかかわらず、営業利益は前年を下回り6,000万ユーロでした。2022年の危機の結果としての8億ユーロの巨額の追加費用を完全に補償することはできませんでした。資金調達費用と税金を差し引いたマーレの 2022 年の連結純損失は 3 億3,200 万ユーロで、2023 年の回復を目指しています。自己資本比率は20.2パーセントでした。

グループは、確約された与信枠と総額23 億ユーロの流動資金という形で、戦略的な方向転換のための強固な財務基盤を持っています。 この数字には、ゼロ・エミッション車技術の開発のために欧州投資銀行から供与された 3 億ユーロの融資が含まれています。

「マーレは安定した財務を確保し、それは多様でバランスの取れた資金調達ポートフォリオによりもたらせられるものです。」とカパウンは強調しました。

マーレは常に技術革新を進めています。 売上高の 5.4% が研究開発に使用され、その大部分が新しい戦略分野に投資されています。2022 年に提出された合計約 400 件の新しい特許出願の 70% は電動化に関するものでした。

電動化戦略の枠組みの中で、マーレは主に電気駆動とスマート充電に注力しています。 二つの新しいタイプの電動モーターが顧客から強い反響を呼んでいます。ひとつ目は連続動作を実現する優れたSCT 電動モーターです。現在、市場で入手可能な高出力を継続的に供給できる唯一の電動牽引モーターです。したがって商用車での使用には特に魅力的です。もうひとつはマグネットフリーの非接触トランスミッター(MCT)電動モーターです。希土類元素を必要とせず、摩耗することなく非常に効率的に動作します。マーレの chargeBIG では、駐車場向けの実証済みの充電ソリューションを提供しています。またマーレはシーメンスと共同でワイヤレス充電に取り組んでいます。

 マーレは、ドライブトレインと室内の快適性のための高効率モジュラー熱管理システムの世界最大のサプライヤーの一つです。 電気自動車の場合、熱管理の重要性は内燃機関の自動車よりも遥かに高くなります。中でも電動コンプレッサーが重要な役割を果たします。 マーレが開発した最新の電動コンプレッサーは、最大定格 18 キロワットで、世界で最も強力です。 現在までに、電動コンプレッサーの総受注額は 14 億ユーロに達しています。また、もう一つの非常に成功した製品はバッテリー冷却プレートです。これによりデリケートなリチウム イオン バッテリーの高速充電、長距離、長寿命が可能になります。 また、マーレは革新的なヒート ポンプ システムでも世界トップクラスの サプライヤーです。 ヒートポンプは電気自動車のエネルギー消費を削減するのに役立ち、より小型で安価なバッテリーの使用を可能にします。

従来型のドライブシステムの分野では、マーレは自動車メーカーを始めモビリティメーカーに信頼されるサプライヤーであり続け、効率性を高める高度な製品を提供しています。マーレは水素と合成燃料を動力源とするより多くの環境に優しい内燃機関をサポートし、市場シェアを獲得する予定です。「お客様からは、内燃機関の継続的なサポートを続ける当社の戦略を高く評価していただいています。」とフランツは述べています。

トランスフォーメーションダイアログでは、同社は従業員、従業員代表団体、労働組合とともに適切なツールと対策を通じて未来を形作るための新境地を開拓しています。2022年末の時点で、このグループ全体で71,947人を雇用しています。

前年度と比較した主要な数値

 20212022
Sales (€ million)10,93312,434
EBIT (€ million)16960
EBIT margin (percent)1,50,5
Consolidated net loss (€ million)-108-332
Equity (€ million)  2,0501,677
Headcount1 (number of people)71,29871,947

1 2022年12月末日現在

The 2022 annual report is available on the MAHLE website at https://annualreport.mahle.com/en

日本のメディアお問い合わせ先

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Manuela Höhne

Director MAHLE Communications

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Speech MAHLE annual press conference
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Soundbite MAHLE CEO Arnd Franz Outlook 2023
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Soundbite MAHLE CEO Arnd Franz new corporate strategy MAHLE 2030+
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